絵本「ぽんたのじどうはんばいき」

「ぽんたじどうはんばいき」
ひさかたチャイルド
作・加藤ますみ 絵・水野二郎

ぽんたのじどうはんばいき に対する画像結果

ある日、ぽんたはふもとの村で見た、じどうはんばいきをはこで作ります。じどうはんばいきはお金を入れると、いろんなものが出てきます。葉っぱをいろんなものに変えるのが得意なぽんたも、これならできそうだなと、思うのです。

私は、このお話には大変お世話になりました。保育士だった時に劇ごっこで楽しんだり、発表会でも披露したりしました。葉っぱを入れるとほしいものが出てくるなんて、本当に夢のようです。
子ども達は、自分のほしいものを思い浮かべながら小道具作りも楽しみました。それは、キラキラのマラカスだったり、剣だったり、ゲーム機だったり…みんなは今、こーんなものがほしいんだねーと聞くのも作るのも面白かった♡ 楽しませていただきました。

 

森の仲間が来て、じどうはんばいきの後ろでほしいものを聞いたぽんたは、喜ばせたり、助けてあげたりする為に頑張ります。そんな心優しいぽんたが本当に可愛いです。
最後には、じどうはんばいきを通して、ぽんたに同じたぬきのお友達ができます。そのくだりがまた
とても可愛らしくて微笑ましいのです。
その日以来、じどうはんばいきは稼働しなくなります。ぽんたはきっと、毎日新しいお友達と遊ぶのが楽しくなっちゃったんでしょう。

友達って大切ですよね。新学期や入園など、子ども達の環境も変化する春。親や兄弟姉妹だけの世界から飛び出して世界が広がる子もたくさんいることでしょう。仲の良い友達や新しくできた友達と遊ぶ子どもの姿は楽しそうで親も嬉しくなるものです。ぽんたもみんなの為に頑張った最後にご褒美みたいにお友達ができてよかったなぁと、読み終えるとほんわか心が温かくなる…そんな絵本です。

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