絵本「パンどろぼう」
KADOKAWA
柴田ケイコ
パンどろぼうのキャラクターが大人気なのか、近くのモールの雑貨店などで最近よく見かけます。
6歳になる孫も「かわいい~」と言って手に取っていたので「パンどろぼうのお話知ってるの?」と、聞いたら「学校にあるよ、読んだことないけどね」とのお返事。
2020年に初版のこの絵本の事は、発売された年に、その頃勤務していたこども園で、隣のクラスの発表会の題材になったので知ってはいましたが、ちゃんと読んだことはありませんでした。
本屋でも、いつも一番目立つ場所に置かれているので「人気なんだなぁ」と、思ってましたが、何故か購入に至らず…
でも、孫がキャラクターグッズに興味をもっていたので、購入し、一緒に読んでみました。読み聞かせもしているので、古い本ばかりではなく、新しい今の子に人気の絵本も手に取ってみなくちゃとも、思ったのです。
面白いお話ですが、なんといっても、パンどろぼうのキャラクターと、その目つきが個性的。ばれないようにパンをかぶって変装し、そこから見える目が、悪そうな目をしています。でも、おいしそう♡
描かれているパンがふんわりと、焦げ目もいい感じで本当に美味しそうなのです。調べてみたら、画材は、オイルパステルと、アクリル絵の具を使って、描いていらっしゃるそうで、おいしそうな焼き具合のパンの色にこだわっておられるみたいです。
孫娘も、盗みに入ったパン屋さんのページを食い入るように見ていました。
そして、おきまりの「ばぁばは、どのパンがいい?」と、どれがいい選びに突入しました。
めちゃめちゃ美味しそうなパンを盗み、家に帰って食べてみたら「まずい」と、げんなりするパンどろぼう。意外な展開とパンどろぼうの表情がおかしく、笑っちゃいます。
そして、盗みに入ったのに盗んだパンがまずく、逆ギレするパンどろぼうに対して、パンのような髪の毛をしたパン屋さんのご主人は、とても優しくおおらかで癒されます。
孫娘は、読み終えた後、パン屋さんのページをしばらくジッと見ていました。で、ひと言「このパン屋さんの建物、可愛いね、こんなお店いいなぁ」と。
パンどろぼうの家もパングッズであふれていて、とても可愛いです。
子どもにとっては、かわいいパン屋さんの雰囲気や、見た目も面白くて美味しそうなバラエティーに富んだパンのページを開くのは、楽しいのでしょう。
子どもが見たくなるページがあって、何度も繰り返し見たり、読んだりしているだけで、その絵本は、名作絵本なんだと思います。
秋になり、小学校の読み聞かせに持っていくのが楽しみになりました。
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