「サンタクロースと小人たち」
出版社:偕成社
作・絵 マウリ・クンナス 訳:稲垣 美晴
小さな子どもだった頃、クリスマスは特別な日でした。家族でごちそうやケーキを食べ、歌を唄ったり、クラッカーを鳴らしたりして、楽しんで眠ったら、次の日には枕元に欲しかった物がそっと置いてあって…。
でも、ずっと不思議だった。
「どうして世界中の子どもにプレゼントを一晩で配れるの?」
「どうして欲しい物がわかるの?」
「どこに住んでるの?」
「夏にそのおひげは暑くないの?」等々…
絵本ナビ 子どもに絵本を選ぶなら
そんな思いも、大人になるにつれて無くなった頃、本屋さんで一冊の絵本に出会いました。
「サンタクロースと小人たち」 もうあまり覚えてはいませんが、購入したのはやっぱりクリスマスの頃で、沢山のクリスマスの絵本が書店の店頭に並んでいた頃だったと思います。
可愛い絵と、夢のあるお話に一瞬で魅せられてしまいました。
北欧の国 フィンランドで大勢の小人たちと一緒に生活し、プレゼント作りに励むサンタの一年間をユーモアと可愛い絵で綴っています。夜、眠る前の読み聞かせにももちろん、子どもが手にとって絵だけを眺めてみても色々な発見があって、とても楽しめます。
(例えば…おもちゃを作っている小人が邪魔なひげを面白くしばっていたり、クリスマスのプレゼントを配り終えた後のおかゆのごはんの中にある幸運のアーモンドは誰のおかゆの中にあるのか探したり…他にも色々…)
この本があれば、クリスマスの不思議に、子どもの夢を壊す事なく、応えてくれるはずです。
是非、クリスマスが近くなった今、手に取ってみてはいかがでしょう。
最後に、この世から戦争が無くなり、幸せなクリスマスを世界中の子ども達が迎えられる日がくることを願っています。
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