絵本「サンタクロースと小人たち」

「サンタクロースと小人たち」
出版社:偕成社
作・絵 マウリ・クンナス 訳:稲垣 美晴
絵本『サンタクロースと小人たち』の内容紹介(あらすじ) - マウリ=クンナス、いながき みはる | 絵本屋ピクトブック

小さな子どもだった頃、クリスマスは特別な日でした。家族でごちそうやケーキを食べ、歌を唄ったり、クラッカーを鳴らしたりして、楽しんで眠ったら、次の日には枕元に欲しかった物がそっと置いてあって…。
でも、ずっと不思議だった。
「どうして世界中の子どもにプレゼントを一晩で配れるの?」
「どうして欲しい物がわかるの?」
「どこに住んでるの?」
「夏にそのおひげは暑くないの?」等々…
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そんな思いも、大人になるにつれて無くなった頃、本屋さんで一冊の絵本に出会いました。
「サンタクロースと小人たち」 もうあまり覚えてはいませんが、購入したのはやっぱりクリスマスの頃で、沢山のクリスマスの絵本が書店の店頭に並んでいた頃だったと思います。
可愛い絵と、夢のあるお話に一瞬で魅せられてしまいました。
北欧の国 フィンランドで大勢の小人たちと一緒に生活し、プレゼント作りに励むサンタの一年間をユーモアと可愛い絵で綴っています。夜、眠る前の読み聞かせにももちろん、子どもが手にとって絵だけを眺めてみても色々な発見があって、とても楽しめます。
(例えば…おもちゃを作っている小人が邪魔なひげを面白くしばっていたり、クリスマスのプレゼントを配り終えた後のおかゆのごはんの中にある幸運のアーモンドは誰のおかゆの中にあるのか探したり…他にも色々…)
この本があれば、クリスマスの不思議に、子どもの夢を壊す事なく、応えてくれるはずです。
是非、クリスマスが近くなった今、手に取ってみてはいかがでしょう。
最後に、この世から戦争が無くなり、幸せなクリスマスを世界中の子ども達が迎えられる日がくることを願っています。




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絵本「おしゃべり ゆわかし」

「おしゃべり ゆわかし」
出版社:あかね書房
 作:佐藤 さとる 絵:村上 勉 5~7歳向け


幼年童話『おしゃべりゆわかし』の内容紹介(あらすじ) - 佐藤 さとる、村上 勉 | 絵本屋ピクトブック

この本の初版は1969年なので、私が4歳の時ですね初めて読んでもらった時の事は覚えていませんが、面白くて何度も何度も読んでもらいましたし、自分の子どもにも何度も読み聞かせ、また、 仕事でも保育園の午睡前に続きものとして、2、3日に分けて読んだ事もあります。

内容は、冷蔵庫に閉じ込められてしまった、おもちゃ達の大事なおひめさまを、子供部屋のおもちゃ達や台所の食器や調理道具たちが力を合わせて助け出すというお話で、その出来事をゆわかしがしゅんしゅんお湯を沸かしながら話してくれるという始まりです。

字が多いのですが、それが気にならないくらい面白く、絵も白黒のページとカラーのページがあり、効果的にカラーが使われています。また、子どもの頃読んでもらった時には気づけなかった登場人物達の思いにも大人になると ハッとしたり、おもちゃや台所の道具たちそれぞれが、個性豊かに描かれていて、途中ハラハラするシーンもあったりしますが、最後まで楽しく読む事ができる名作絵本だと思います。

2023年の今では、もう使われていない電気製品の数々、レトロな台所のガス台や水道の蛇等々…。昭和の時代を感じる絵も魅力的に映ります。私なんかは、子どもの頃の実家の台所を思い出して懐かしくなります。表紙の豆電球も今ではLEDですよね(笑)
そんな昔を思い出すと、母の腕枕や弟と母の隣を取り合いした思い出、寝室の布団の色 等々浮かんできます。読み聞かせの極意とは、実はそんな温かい思い出が、今の自分の柱となっているところにあるのかな~と、時々思います。
   


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